…どうなる、あたし達。

家に着けば、お父さんがソファーに座って頭を抱えていた。


「な、何…?」


「お父さん、悲しんでるのよ」


「何で?」


「笹河さんと蒼空が…付き合ってるん…」


「な、ない!まだ、そんな段階じゃ…」


てか、いつそんな話になったの?


笹河があたしの手をわざと握ってきた。



「ほらァァァ!手繋いでる!」



叫ぶお父さん。

ますます暗くなる。


ちょっ、もうバカ笹河ぁ!!

これ以上、面倒なことしないでっ。