お湯の中でひとり、考えてみた。

笹河と一緒に住むってことを。


からかっているだけかもしれない。

あいつのことだ。
きっと、エロいことしてくるかも。


「あー、もうっ!」


笹河のバカァァっ。
あたし、何でこんなに悩まなきゃいけないの?


目を閉じて、笹河の顔を思い出した。

あの余裕ある顔を……いつか……。