「妊娠 3ヶ月ですね」

「えっ?本当ですか?」

「はい 生みますか?」

「はい」

優しく微笑む明稀

病気じゃなくてよかった
でもこれから大変なのは明稀
悪阻も酷いから

家に帰って来た今も
目眩と吐き気に襲われてる

「蓮?」

「どうした?」

ベッドに寝ながら
俺を呼んだ

「舞さんとお兄ちゃんに言わなきゃ」

「姉貴はまた店に行こう
先輩には電話しよ」

「携帯かして」

「はい」