「明稀 俺と付き合ってくれる?」

「はい」

「ありがとう 頑張って
気持ち伝えてくれて」

「蓮さん 明日もお店くる?」

「行くよ あと蓮さんじゃなくて
これからは蓮ってよべ」

「やだ」

「なんで」

「恥ずかしいから」

「またキスするよ?」

「………れ……ん……」

「よくできました」

頭を撫でて また明稀にキスをした

この日から俺等は付き合いはじめた
春のあたたかい風が吹いているなか
俺はもう一度 明稀にキスをした
今までで一番長いキスを
たまにもれる明稀の声が
すごく愛しかった