ニカニカ星人



「小学生のとき捨てられた。」

え・・・。
彼は笑っていた。
その顔が切なく感じて
あたしは目をそむけ
紅茶をすするふりをする。


「児童養護施設に送られて

大人は親の行方を必死で探してくれた。

だけど正直、探さなくてもよかった。

俺はあの人たち(親)に愛されてないって分かっていたから。」


なにそれ・・・。
あたしは彼にかける言葉がない。


「だから俺、ニカニカ星人とかふざけたのに

なり済まして泣いている奴とか励ましていた。

そんなことで泣くんじゃねぇよって感じで」


そうだったんだ…。