ニカニカ星人



しかし、彼はあたしの顔をチラッと見ただけで
またシンクのほうへ目を移す。

「それは作り笑いって言うんだよ」

彼は水道の水を止め、近くに置いてあるタオルで手を拭いた。

「お前、元カレに似た男と知り合ったみたいじゃん。

なに?元カレの残像にでも追いかけてる気?」


その言葉にカチンときた。

ドンッ!!!

あたしは壁を思いっきり叩いた。