「あんた本当になんなの?」
「だからこの前、説明しただろ?」
「あれ説明になってない」
「はぁー」
ため息を付きたいのはこっちよ。
皿を洗いながら彼は言った。
「俺はお前を笑顔にしにきただけ」
何よそれ。
カッコつけてる気?
でも、ふざけた様子は彼にはこれっぽちもない。
「来るにしては遅すぎない?
普通、幼い時に来るもんでしょ?」
「お前、俺のこと信じてなかっただろ。
だから俺がお前の前に現れ変に追及されたくなかったから
今現れたわけ。」
「あいにくながらあたしは幸せよ?
笑顔だって出来るのだから。」
そう言って、笑って見せた。



