ニカニカ星人



あたしは思わずベッドを叩いた。
響くことなく音が籠る。
青年はひきつった顔で笑う。
「そんなお前は欲求不満?」

「出て行って!」
あたしは叫んで彼を部屋から追い出した。
そして、鍵を掛ける。
青年の足音は遠ざかったのか小さくなっていく。
あたし一人になったこの空間は
急に静けさが増して
寂しく感じる。