とても大切な親友。
そんな人から俺は消えた……
 
「何で啓介は毎日俺の見舞いに来るんだ」
「なんとなくだけど」
 
嘘……お前は俺の大事な親友だから。
 
「変なの。啓介は俺の友達の友達なんだろ。なのに何で俺の見舞いにくるんだ」
「変かな……確かに変だよな」
 
俺はお前の友達の友達だけど、お前は俺のかけがえのない親友なんだ。
俺は看護婦に面会時間の終わりを告げられるまで啓介の傍に居ることが日課になっていた。