放課後。


卒業式の実行委員になった私と雅は居残りで委員会に参加。


会議室のドアを開けたらまだ誰もいなかった。


それとなく雅にサユの事を聞いてみた。


「何でサユにあんな事言ったの?」


「あんな事って?」


もう忘れたの?!


「ピアス似合わないって言ったじゃん。サユなら絶対似合うのに。嫌みばかり言ってたら嫌われちゃうよ?」


雅は反省してるのか、ぼんやり窓の外を眺めていた。


「俺もピアス開けよっかな〜」


は?!


答えになってないしっ!


「男も運命変わるのか?」


知らないよ、そんなの。


「雅も運命変えたいの?!」


「別に」


なんだよ、それっ!!


訳わかんない。