「何なーに?うーみちゃん手が早いですね〜?笑」


金髪に近いような茶髪の年上の人が首に男の子をぶらさげながらやってきた。

「けー君!りんとゆなだよ。5年生だって!」

零がさっきと変わらない紹介をした。

金色茶髪は首にぶらさがっている男の子をくすぐって下ろした。

「ふーん?ゆなちゃん?とりんちゃん?よろしくねー俺、圭。けーでいいから♪」

そういって圭はぶらさがっていた男の子をくるっと回しこっちを向かせた。

「ほれ!おめぇも自己紹介せいや!」

くるっと回された男の子は俯いたまま

「りょうた‥5年生です」

と小さな声でつぶやいた。
坊主が似合っていた。


「同じだ♪よろしくね?」

ゆなが珍しく自分からしゃべった。

「あ!俺は高2ね!りんちゃん達からしたらおやじだね〜笑」

圭が苦笑いで言った。

━高校生かぁ━

当時の私にとって高校生はとてつもなく大人の部類だった。
でも、圭はなんだか親しみやすかった。


そしてその日から毎週火・金曜日は柔道に通うことになった。