「いったい何ですか?」


「何なの!?誰?」


ノブと私が交互に言った。
すると、その男たちの中に、見覚えのある顔があった。
そのことに、ノブも気がついたらしい。


「あなたたちは…!」


「よう。昨日はよくもやってくれたな」


それは、昨日のあのチンピラだった。
それからもう一人。

チンピラ二人とは別に、私の知っている顔があった。


「…権藤」


「お久しぶりですねぇ、姉御」


「一体、どういうつもり?」


私は、左腕に入れ墨のあるスキンヘッドの男、権藤【ゴンドウ】を睨み付けた。