「かっ…たりぃ~。」 教室の真ん中の自分の席で、 伸びをしながらそう呟く。 「おい、まだ2時限目だぜ?今からそんなこと言ってたら… 後からもっと大変になるぜ?」 そういう俊介の言葉を聞いて納得する。 まぁ、それはそうだ。 でも、 かったりいもんは、 「…かったりー…」 「はぁ…もっと上げてこうぜ?テンションをさ!」 といって、人差し指を上に上げてポーズを取る。 …よく元気があるなこいつ。