「本当にそう思っているの？」
もうメグには分かってしまっているのかも知れない…。
私が海斗の事を好きになっていることが…。
あれからメグと話しづらくて…
２週間がたちました。
「………あのさ。俺の隣でそんなに落ち込むなって。」
自分の席に戻った私は顔を机にふせていた。
元はと言えばあんたのせいなんだからっ。
あんたが私を惚れさせるからっ…。
心の中でずっと思いをぶつける。
「バカ」
「はぁ？急になんだよ？」
本当急に何言い出すんだろう…。
「私は迷惑なババァですよっ。ほれさっさ。」
「なんだよそれ…。」
海斗に「そっとしといて」と智がつぶやく。
幼なじみには独特の『感』と言う物があるのだろう…。
私の意味が分からない言葉はそう感じさせていた。
もちろん、私もそっとしておいてほしい。
