少し茶髪の髪に男にしては小さめの体。



出てきたのは海斗ではなく智だった。




「智かぁ…。」



ほっと胸をなで下ろす。



「なんだよ?智かぁ…って!気ぃ悪ぃだろ?」



持っているスクバを肩にかけなおした。



「まぁまぁ!さっき智がいること気づかなかったって話してたの!」




メグが笑いながら喋る。




私はさっきの事で緊張がとけていた。




ばれてはならないんだから!




「私も気づかなかった!あんたがいんの!」




智の肩をバシッとたたく。




「いってぇ~!2人ともひでぇなぁ~。」




3人で笑いながら学校へと歩いていく。




「そう言えばさぁ…海斗って知ってる?佐藤海斗?」




智のこの言葉で私とメグが固まった。