ばっちり海斗と目が合った。 「詩音?」 「うん…。もしかして海斗も?」 私は海斗の手に持っている地図を見て分かった。 「てことは詩音も教室分かんないの?」 やっぱり… 「まぁ…ね?だって広いんだもんっ。」 私の言葉にプッと海斗は吹き出した。 「なっ何さ!」 「俺もさ~同じ事思ってたんだよね~!」 無邪気に笑う海斗。