本屋へ来てからすでに15分ー



「そろそろ戻ろっか・・」



そう思っていた時だった



「・・大倉さん??」



ぇ・・ウチのこと??誰か呼んでる??



そう思って振り向くとそこにいたのは咲の彼氏、優哉くんだった



「え?!優哉くん??どしたの??」



「急に消えたからびっくりして・・咲とさがしてたんだ」



「あ、一応声かけたんだけど・・心配かけてごめんね」



「いや、俺らも悪かった!居づらくさせてごめん!」



「いやいゃ、うちが勝手に行っちゃったから」



「いや、俺が・・」



「・・もーいーじゃん!結局会えたわけだし!」



「・・だね」



そんな会話をして笑ってるとちょうど咲がきた



「あ、彩!優哉!もぉ優哉、見つけたんなら声かけてよね!心配したんだからぁ」



「ごめんごめん」



優哉が謝ると咲は納得したように



「彩、行こっ!・・じゃぁね、優哉。今日帰ったら電話するから!」



そう言ってうちのことを引っ張っていった



「おぅ、またな咲!・・と大倉さん!」