夢で見た君との空

章はサラッとそう言いのけた。

他の女子も来るの、かな……。

そんなことを思ってしまったけど、もう気にしないほうがいい。
章が女子と仲良しなのは悪いことじゃないもん。

「ありがと!ホラ、章に似合う服探そうよ!」
「お?いーの?ありがとなっ」

章はあたしの機嫌がよくなったのを感じ取ったらしく、笑顔で服探しを始めた。

楽しかった。
夢のような時間だった。
章はいつもあたしにキラキラのまぶしい笑顔を向けて話しかけてくれる。
あたしの大好きな、章――。