「槍って、彼氏?」
「うん♪」
「三人目の?」
「あら、付き合ったのは槍が最初よ」
「何人目?」
「えーと、19人目ぐらいかな?」
ユリちゃんは平然とあたしの質問に答える。
「はあぁ……」
あたしはため息をつきながら、カバンを持つ手に力を込め、
「じゃあ、行ってくる」
とだけ言い残して教室を出た。
「お元気で~」
なんていうユリちゃんの声が聞こえたけれど、今はツッコミをいれられるほど元気じゃない。
「うん♪」
「三人目の?」
「あら、付き合ったのは槍が最初よ」
「何人目?」
「えーと、19人目ぐらいかな?」
ユリちゃんは平然とあたしの質問に答える。
「はあぁ……」
あたしはため息をつきながら、カバンを持つ手に力を込め、
「じゃあ、行ってくる」
とだけ言い残して教室を出た。
「お元気で~」
なんていうユリちゃんの声が聞こえたけれど、今はツッコミをいれられるほど元気じゃない。

