夢で見た君との空




――昼休み。


「あー!!もう何なの?」
「ハイハイ、ごめんねぇ、助けてあげられなくて♪」

あたし達は廊下側の女子の席に勝手に座らせてもらっていた。
ユリちゃんはあたしの隣で笑っている。

「反省してるの?ほんとにー??」
「してるしてるっ!それにしても、すっごい人気なんだねぇ」

ユリちゃんは笑いそうになるのを抑えて、廊下に目を向けた。

「何?」

あたしも目を向ける。
そこには、今朝のお姉サマ方と、他にもいっぱいの女子が章を取り巻いていた。