夢で見た君との空

「え?大丈夫っ。多分だけど……」

あたしはニッコリ笑ってそう答える。
章はまたあの、輝く笑顔に戻って、

「よかった!」

と言った。

カッコイイ。
カッコよすぎる。
やばいよ……。

あたしは胸がきゅうっとなるのを感じた。
こんなに、好きなんだ。

「どこ行く?」

不意に章がそう聞く。

「そうだねぇ……ゲーセン?」
「いいな!」