夢で見た君との空

「なんで?」

あたしはユリちゃんに聞き返した。

「だって……女どもに人気でしょ?取られちゃってもいいの?」

『取られる』……?

駄目!絶対駄目!

「すぐメールする!今すぐする!」
「そうそう!そうじゃないとね♪」
「でも……」

あたしはまた口ごもる。

「何?」
「なんて送ればいいの?」