「……wolfって名前は……、仲良しの…、海藤(カイドウ)がつけた…。」
「仲良しっつーか、あれはアイツらが勝手にライバル視してるだけだろ?」
未だソファに寝そべりながら郁哉は言った。
まだまだ知らないことだらけのウルフ…
カイドウとやらにも、会ってみたい。
「由羽は…、心配しなくて…いいから…。危ないことは…させない…よ…。」
俺の頭を撫でながら、レイは優しく言った。
こんなに顔が整ってるヤツらが、こんなにも優しいのだ。
学校ではモテモテに違いない。
紺野は別だが。
「郁哉とレイって何歳なんだ?」
