Wolf..





「それ凄くない!?その人たち優しすぎじゃんっ!」


「だよな〜」



紺野と会ったことは伏せた。

紺野自体、あまり昨日のことは気にしてないだろうし、ここで紺野のことを話す意味は無いと思ったから。


チラリと紺野を見ると、机に伏せて寝ていた。



「また会えるとイイねっ♪その人たちに。」


「うん。凄い会いたい。」



思い出せば思い出すほどに、あれは夢だったんじゃないかって思う。

あんなヤツら、普通いるか?

転んでるガキを助けて、手当てまでしてくれるなんて。

素晴らしすぎる。


紺野は相変わらずだけど、優しいことは確かだ。


もっともっと知りたい。


アイツらのこと…。