俺がこんな奴に…… 政略結婚の相手に…… 独占欲なんて湧くわけない…… そんなことは……あり得ない…… 俺は自分の部屋に入ってソファーに座り込んだ どれくらいの時間が経ったのだろう……? リビングに向かうとキッチンから聞こえてくる、軽快な野菜を切る音 キッチンを覗くと鼻歌を歌いながら、楽しそうに料理をする沙羅の姿 「なぁ――」 「うわっ!!彗!どうしたの?突然話しかけてくるからビックリしたじゃん」 料理をする手を止めて俺を見る