「お前も相崎家の令嬢として育てられたなら、分かるだろ?」 「ん――。わかんない。」 わ、わかんない?! 「あたしの場合は相崎家とか関係なく、あたし自身がトップとか取るの楽しいからやってるんだよ♪」 ニッコリ笑って俺を見る 「まぁ―親にはよく負けず嫌いって言われるんだけどね♪」 なんかやっぱりこいつ不思議な奴だ…… 確かにこいつは才色兼備って感じだよな…… 顔も悪くないし、ここの学園に編入してくるぐらいなんだから、相当前の学校での学力が良くないと無理だ………