「ちょっと!どこ行くの!!?」 「いいから着いてきて」 そう言ってまだ走り続ける 「ちょっ…すいっ……」 息が荒れる 学校を出てもなお、走り続ける彗 「着いたぞ」 軽々しく言う彗に対して、息切れが酷いあたし 膝に手を置いて息を調える 「はぁ―…はァ―……着いたって……え……?」 顔をあげると目の前に広がる教会…… 「ここって……「そっ。式場。」 しっ…式場?!