見ない…… 見ない…… 「やっぱり怖いんじゃん」 「っッ!違うも………」 彗を見ようと、目を開けた途端に、前に出てきた血まみれの女の人 「ッ!!きゃぁぁ―――っ!!」 「悪かったって……」 「ヒック…ウゥ―……」 お化け屋敷を出てすぐのベンチで泣くあたし 「ほら。飲み物」 「うぅ〜〜―」 頭をポンポンと撫でられ落ち着いてきた 「よし!じゃあ最後はあれな」 そう言って彗が指を差した方を見た 「あれって………」