『おぉ―!見事に一組目のカップルが誕生しました!でわ!次は「俺がやるよ。」 そう言って前に出たのは慎也 「沙羅……」 あたしの方へ近づいてきた 「「キャァ―――っ」」 やはりあがる歓声 「俺が沙羅を幸せにしたい。だから俺を選んでくれないか?」 真っ直ぐにあたしを見る慎也 「あ…あたしは……」 あたし……どうしたらいいの…… 「あいつじゃダメだ。だから俺の手をとって……」 前に差し出された手