『おぉ―と！まず1人目は中園薫くん！！相手は……』
すると司会者のマイクを取り上げた薫くん
そして……
『真梨っ！』
勢いよく呼ばれた真梨の名前
後ろの方で｢あたし？！｣と言いながら、アタフタしている真梨の方に視線が集まった
すると薫くんは壇上から飛び降り、生徒の間を割って真梨の元に走った
それに続いて放送委員もその後を追いかける
｢俺が諦め悪いの知ってるだろ？｣
真梨の前につきニッコリ笑っている薫くん
｢俺と、付き合ってください｣
頭を下げ手を差しのべる
いつものふざけた感じは一切なく本気だってことが伝わってきた
