「ありがと…」
それで目をそっと押さえた
ひんやりした感じが心地よかった……
「どうする?閉会式始まってるけど?もう行かない?」
これ以上は迷惑かけられないよね……
「うぅん。今からでも行こっ。まだ途中だろうし…」
「…そっか」
心配そうな顔で微笑みながらも、真梨はあたしに気を使ってくれた
「よかった―…。まだ告白タイム始まってないね」
「告白タイム?」
「あっ!そっか。沙羅は転入生だから知らないんだ」
そう言って説明し始めた。
「毎年恒例なんだけど…学園祭で人気の人を一般投票で決めて男女各、3名選ばれるの」
「ふぅ―ん」


