ベッドに潜りこみ泣いた
「っ…ウッ…ヒック…[ガラッ]
ドアの開く音がして声を押し殺した
カーテンがゆっくり開くと共に、身体がビクッと震えた
「沙羅?大丈夫?」
……え?
そこには心配そうに立っている真梨の姿があった
「なんで真梨が……?」
「成見が閉会式始まるから呼んできてって」
「………そっか」
「…やっぱりなんかあったのね。」
「………へ?」
「へ?じゃないわよ!昨日からなんかおかしかったし!今だって泣いてたんでしょ……?」
「真梨………」
また涙が溢れた
それから昨日あったことをすべて話した
彗とすれ違っていること、慎也から告白されたこと……
そして……結婚してなかったこと……


