教室を出てから沙羅にメールを送った
『さっきはごめん。今日は実家に帰るから。』
本当はまだまだ書きたいことが山ほどあるはずなのに……
全く出てこなかった……
家の門の前に着き、インターホンを鳴らす
「彗ね。入りなさい。」
カメラで顔が見えているからか、何も言わなくても門は開いた
「うわぁあ―。お兄ちゃんが帰ってきてる―♪」
そう言ってぴょんぴょん跳ねながら近づいてきた妹の鈴
「ただいま。」
それだけ言って笑いかけると「元気ないね?」と心配そうな顔を向けられた
いつも通りで過ごしてたはずなのに、うまく笑えてないのか?


