「はあぁ――…」 髪をグシャグシャしながら、深いため息をついた彗 そして何も言わずに空き教室を出ていった ………嫌われた? あたし…嫌われちゃったの……? きっと彗はさっきのキスを見てたんだ…… 「っ……ウッ……」 ポロポロ零れ出す涙 嫌われた…… あたし彗に嫌われちゃった―……… それだけが頭の中を駆け巡った 「……ウゥ……彗ッ…すいっ…」 涙がとまらない