クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜



やっと気持ちの整理ができたのは昼休み



チャイムが鳴った途端に席を立った


言う!



あたし!絶対言うっ!



そう意気込んで彗の席に近づこうとした瞬間



「沙羅ちゃ―ん」



明るいトーンの声があたしの耳に届いた



はぁぁ――…


またあいつ―……



違うクラスの人で、前に告白された



もちろん断ったけど、でもその後もしつこく付きまとってくる



名前すら知らない!!



ってか覚えてないしっ!


「なに…あたし今忙しいんだけど……」



意気込んでたのを邪魔されたせいか、イライラした



「ね―。昼飯一緒に食わねぇ?」



「食べない!!」



ってか食べたくない!!



「こういうの、もう止めて。」



「えぇ――なんで―」



このテンションが嫌だから!!



「んん―。わかった。じゃあ最後にちょっとついてきて」



「は?」



腕を引っ張られどこかに連れていかれる