「押しが弱いのよ!押しが!!」 「なっ///!」 押しって何よ!押しって!! 「色気の問題じゃねぇ?」 「尚ッ!!」 後ろからひょこッっと出てきたのは弟の尚。 高校2年生であたしたちと同じ高校 女ったらしの最低な奴!! 「女ったらしに言われたくないわよ!!」 「あぁ―あ。彗さんも可哀想。こんな色気のかけらも無いバカ姉なんかと結婚して……」 「なっ!誰がバカ姉よ――!」 もぉ―本当に尚って最悪!! こんな奴がなんであんなに人気があんのよ!