あたし…… あたし……………… もしかして…彗のこと…… ドキドキする胸に、手を当てたと同時に鳴り響くチャイムの音 …………ん チャイム!? ヤバいっ!!授業始まる―っ! さっきのことなんてすっかり忘れて一目散に教室に走った 「相崎さん。遅刻よ」 あぁ―やっぱり間に合わなかった…… 「すみません……」 もうすでに、教卓に立っている先生に頭を軽く下げた 恥っ………… そのままうつ向いて自分の席に座った