「それにしても沙羅ちゃん、綺麗ですな―。」


「えっ!そ、そんな!!」


彗さんのお父さんに言われて驚くあたし


でも、お世辞だとわかってても嬉しい。



「こりゃ―孫が楽しみですな。相崎さん」


「そうですね」


そう言って微笑み合うあたしたちの両親


なんか微笑ましいなぁ―。


「……って孫!!?」


あたしの大声に体をビクッとさせた



「もぉ!沙羅ビックリするじゃない!!」



いやいや!ビックリするのはあたしの方だから!