「宗、昼どうする?」


昼休みを知らせるチャイムと同時にセージが聞いてくる。


「場所取り頼む。後で行く」


「らじゃ☆」



それを横で聞いていた体育会系の心が、いつもの様に猛ダッシュして行った。



「便利な奴・・・」



「俺ちょっと寄るとこあるから」



セージにそう告げて俺は隣の教室に二湖の姿を確認しに行く。