怒って家に入ろうとする私の肩を宗ちゃんがグイっと引っ張る。



「二湖」


「なに?」


「アイツと付き合う気なの?」


「そんなのまだわかんないよ。友達から始める事になったんだから問題ないでしょ」


私は逃げる様に家に入った。


「……っ」