「宗、アレはマズイんじゃない?」



教室に戻るとセージが真面目な顔で俺の前へ座った。



「ホント、もうシスコン通り過ぎて溺愛の域だよね〜」



床に膝をつき、俺の机に肘を立て俺を見つめる心をギロっと睨む。



「別にお前らに関係ねぇだろ」


「オレらにももうちょっと優しくしてくれてもいいじゃーん」



心のちょっとズレた要求は無視。