「宗ちゃん…ありがとう。嬉しい」





二湖が涙を拭う。





「でもね?私の前で完璧にならなくていいんだよ?」





俺の両手を握った二湖が俺を見上げる。





「セージくんや心ちゃんの前みたいに自然体な宗ちゃんも私は好きだよ」