「わーキレーイ!!」


着いて早々、私は部屋から見える綺麗な海に感動していた。



「ほんとだー!綺麗〜」



荷物を置いた乃依ちゃんも窓に張り付く。



「ニコとお泊りなんて修学旅行気分だね」


「ねー」



宿泊するコテージもすごくステキでまるで違う国にきたみたい。



「でもセージくんと乃依ちゃんのおじいちゃんって何やってる人なの?」



ここは二人のおじいちゃんの私有地で、ほぼ貸切状態だった。



「ただの地主だよ〜。こんな田舎じゃ売ろうにも売れないらしいよ」