「───じゃあまた明日ね、陸」 陸は教室の壁に寄りかかっていた 急いで教室を出て階段をかけ降りる ………カンッカンッカンッカンッ─カ……ン おさえてた涙がいっきに流れだした───… やっと…… ずっと欲しかったものを あたしはようやく手に入れた───… こんな形でだけど 階段を降りたところで あたしはしゃがみこみ涙を流した───…