気持ちいいくらいに青い空。



そんな空を見上げて
あたしはいろんな思考を巡らせた。



このままいっそ、
想いを全て打ち明けて
楽になっちゃいたいな。



当たって砕けちゃえ。



そんな思いとは裏腹に



友達でもいいからそばにいたい。



なんて思ったりした。



「稀依」



結希に名前を呼ばれた。