「へえ。」 な の に。 この馬鹿にするような態度。 "貴方に出来るのですか?"そう言ってやがるってんだ。 机の上に肘乗っけて、優雅に頬杖なんかついて。 斜め下からの、しかし見下すような視線。余裕げで。 (実際余裕なのだろうけど。) それを横目に感じつつ、そうして思う。 まったく。ひとを何だと思ってるんだこの男は。 フツフツとたぎるお腹の虫。 暴れまわろうにも行き場所がなくて、ぐるぐると私のなかを巡り巡る。 完全なる不完全燃焼。