「おいトシー。明日の飲み会の事、ちゃんと彼女に言ったか?」

「言いましたよー。友達連れてくるって」



そう。この前荒城先輩が言ってた飲み会の件だ。南も何気に乗り気で返事をしていたのを覚えている。



「お♪マジ?可愛い子連れてきてくれないかなぁ〜」


つい最近、彼女と別れたとか言ってたくせに…立ち直りが早いっていうか…何て言うか。俺は、敢えてそれは言わずに『どうっスっかねぇ〜』と、だけ答えた。



「けっ。トシは彼女がいるから余裕かましてんだよ。せーんぱいっ♪明日は期待しましょう!!」


と、ケンタ。

ケンタと先輩は、手を重ね合って『エイエイオー』と気合いを入れていた。





そして、翌日。
飲み会と言う名の合コンのようなものが始まった…。



in荒城家。