「それ…俺の席なんだけど」 その足音と声は私に向けられたもの… 「ごっごめんなさい」 椅子から腰を上げると そこには、怪訝そうに私を見る秀の姿があった バクンバクンと飛び跳ねる心臓 秀を見ると抑えていた涙が溢れ出た 秀が私の肩に触れようとした時、丁度そこに1人の女の子が教室に入ってきた。