次の日学園に来ても秀と目を合わす事が出来なかった



教室の窓に視線を向け空を見上げる


空はどこまでも青くて広くて



悲しくなって涙が一筋溢れた



「…雫?」



愛ちゃんが心配そうに私の名前を呼んだ



愛ちゃんの優しい声にまた抑えていた涙が溢れた



愛ちゃんは何もいわず私を抱きしめてくれる


その温かさが1人じゃないんだって思えた