今は雫の体温が温かかった。

いくら輝が雫を好きだからって

雫を憎んだりしない…

雫はあたしにとって大切な友達だから…


秀くんとすれ違った時一番にあたしに頼ってくれて嬉しかった


「雫…ありがとぉ…」


「ううん…私の方こそ力になれなくてごめんね」

力なくそう言う雫の目には涙が溜まっていた

なんでだろう…

一緒に泣いてくれる人がいるってこんなに温かいんだね…


あたし…

輝を諦めるなんて今は出来ないけど…いつかは出来るよね…?